コスタリカという国、ご存知ですか? コスタリカは中米の国。その名はスペイン語で「豊かな海岸」を意味し、2つの海と一連の火山からなる国です。日本ではサッカーが強い国、ジュラシックパークを撮影した国、豊かな自然に溢れた国、ということで知られているかもしれません。ここでは少しだけ、コスタリカの概要をお伝えしましょう。

コスタリカは中米に位置します。南はパナマ、北はニカラグァと国境を接し、カリブ海と太平洋によって東西を囲まれています。国土面積は約51,000kuで、四国と九州を合わせたのとほぼ同じ。およそ北緯10°西経85°に位置し、日本との時差は-15時間。ちなみに、私の赴任地はグアナカステ県のサンタ・クルスという、コスタリカ北部の小さな町で、このあたりはコスタリカの農村文化を色濃く残している地域です。

左がコスタリカ国旗です。ラインの色はそれぞれ、青はカリブ海・太平洋・希望・空を、白は平和・領土資源を、赤は情熱・献身・愛国そして自由を表していると言われています。
右が国旗に埋め込まれている紋章です。7つの白星は7つの県を、3つの山はバルバ・イラス・ポアスという火山を表しています。そして国土の手前と奥に、帆船を浮かべた海を見ることができます。
「軍隊の放棄」
「エコ・ツーリズム」
これらはコスタリカを語る上で大切なキーワードになります。
◆ 軍隊の放棄 ◆ コスタリカ世界で唯一の非軍隊・永世中立国といわれています。日本に「戦争放棄」を誓った平和憲法があるように、コスタリカにも「常駐軍の廃止」を謳った憲法が存在します。スイスは永世中立国ですが軍隊を持ち、日本は軍隊を持たないが中立国ではありません。日本の憲法第9条の解釈が外圧によって変化していくのと比べると、コスタリカが積極的平和主義という理念のもとに確固たる中立をアピールできているのは興味深いことです。
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エコ・ツーリズム ◆ これは観光と自然保護とを両立させようという考え方で、コスタリカが発祥だといわれています。コスタリカでは今や観光が外貨獲得の第一手段。珍しい熱帯雲霧林やビーチリゾートを目当てに観光客が大勢訪れます。そこで得た収入を自然保護に充て、同時に観光客に自然保護を啓蒙していこう、というのがエコ・ツーリズムです。観光が栄えれば環境が壊れるのが世の常ですが、それを逆手に取った考え方とも言えるでしょう。
また、2002年のヨハネスブルグ・サミットでコスタリカは「石油に依存しない国家になる」と宣言をし、注目を浴びました。この国は環境問題においても、斬新な提案を模索し続けているようです。
背景写真説明↓
背景写真:コスタリカの熱帯雲霧林