コスタリカの暮らしぶり
2004/12/6
〜 任地サンタクルス編 U〜
サンタクルスには大型スーパーの他に、たくさんの衣料品店や日用品店、雑貨屋があります。品揃えも豊富で、生活上必要なものは難なく手に入ります。比較的大きいお店のほとんどは中国人の経営で、「サンタクルスの経済は中国人の手中にある」とまで言われるほど。欠点は、しっかりした本屋がないこと。「書店」と書いてあるので入ってみたら文房具屋だったりします。
町を歩いて何度も見かけるのが中華レストランとバル。中華レストランはサンタクルス人のお気に入りで、とくに「広東風ごはん」と呼ばれているチャーハンと、焼きソバが大人気。小さな町に10軒くらいあります。味は・・・食材のせいか、味をコスタリカ風にしているためか、日本で食べる中華料理とはずいぶん違います。
バルの方は、10軒どころじゃ済まなくて、100m歩けば1軒。町中から町外れまで至るところで営業しています。競合して店がつぶれる、なんてことがないのを見ると、それだけ需要が高いということなんでしょう。
サンタクルスの町は観光地ではないので、とくに訪れるべき場所もありません。でも、ニコヤ半島の西岸にたくさんあるビーチへ向かうバスが出ているので、経由地として訪れる観光者が多いです。この町から行けるビーチには、高級リゾート化して外国のような(?)ビーチ、貝殻100%から成るビーチ、ウミガメが一斉産卵に訪れるビーチなんかがあります。
サンタクルスのある一帯は、伝統的な文化が根付いている地域。農耕生活のなかで培われてきた文化が着実に生きています。祭りでは民俗舞踊、マリンバが奏でる音楽、闘牛場でのロデオが披露されます。町外れに行けば、サバネロと呼ばれるカウボーイが馬に乗って牛を追っている姿を見かけることも。また、食文化ではマイス(トウモロコシの仲間)の加工品を何種類もみることができ、そのルーツはインディヘナと呼ばれる先住民族の文化にあると言われています。そんな文化を楽しむ観光もいいかもしれません。
首都サンホセに比べて、茶褐色の肌をした人の割合が高いです。人の雰囲気もだいぶ違って、東京と大阪ほどではないけれど、文化圏が同じでないことが感じられます。多くの人は田園的というのか、例えば、他人に対して開放的、大声で喋る・笑う、知らない人でもすれ違えば挨拶する、人が自分を訪ねてくれるのが好き、といった気質を持ち合わせています。通りをセカセカ歩く人の姿はまったく見当たらない、そんなゆったりした時間のなかで生きているように見えます。
サンタクルス郊外の景観は、だだっ広い牧草地とそれを仕切る丘。牧草地を横切るように車道(未舗装で穴だらけ)が走っていて、点在する郊外の村々に連絡しています。村では農業を中心として生活をしている人が多く、牧畜をはじめ、サトウキビ、米、マイス、豆類の栽培がさかんに行われています。たいていの村にはひとつの小学校と、一軒のバルが存在するのが、なんともコスタリカ的だと思います。
サンタクルス中央公園のドーム